●μSv(マイクロシーベルト)って何?
人体が受ける放射線の影響を考えた放射線量の単位で、マイクロシーベルトと読みます。単位は、1Sv(シーベルト)=1,000mSv(ミリシーベルト)=1,000,000μSv(マイクロシーベルト)1mSv(ミリシーベルト)=1000μSv(マイクロシーベルト)となります。
●TVでよく話しているのは? 「μSv/h」
1時間あたりの放射線による人体への影響を表す単位で、マイクロシーベルト/時間と読みます。
●放射性物質は自然界に存在している。
放射性物質は、自然界に元々存在しています。その放射線量は世界平均で年間2.4mSv、ようするに普通に生活しているだけで、2.4mSvの放射線を受けているということです。(内訳は大地〜0.46mSv、宇宙〜0.38mSv、食物〜0.24mSv、ラドン〜1.3mSv)日本は平均約1.5mSvと言われています。
●いろいろなところで
胸部X線CTスキャン 6.9mSv / X線集団検診 0.6mSv / 東京-NY航空飛行 0.2mSv(宇宙線の影響)
●放射能による影響
全身に浴びた場合(mSv) 500 リンパ球の減少 / 〜1000 嘔吐 / 〜4000 50%の人が死亡 / 〜8000 100%の人が死亡
局部に浴びた場合(mSv) 3000 脱毛 / 〜4000 永久不妊 / 〜5000 白内障、紅斑 / 〜10000 急性潰瘍
●アルファ線とは?
アルファ線は放射線の一種で、陽子2個と中性子2個からなるヘリウムの原子核と同じ構造の粒子です。物質を通り抜ける力は弱く、
衝突した相手を電離する能力が高いため、自分の持つエネルギーを急速に失い空気中では数センチメートルしか進めず、紙一枚程度で止めることが出来ます。
アルファ線を人体外部で受けた場合、アルファ線は皮膚の表面で止まってしまうため、人体への影響はほとんどありません。
しかし体内にアルファ線を放出する放射性物質を摂取した場合、その物質の沈着した組織の細胞が集中してアルファ線の全エネルギーを受けるため人体が受ける影響が大きくなります。
すべてのウランやプルトニウム241以外のプルトニウムはアルファ線を放出します。
吸入されたプルトニウムが二酸化プルトニウムなら肺ガン、硝酸プルトニウムなら肝臓ガンになることが多いといわれています。
●ベータ線とは?
ベータ線は放射線の一種で、原子核がベータ崩壊を起こしたときに放出される放射線です。
ベータ線は空気中は透過しますが、薄い金属板で遮断できます。原子炉の中でウラン238からプルトニウムが生成される時などに発生。
●ガンマ線とは?
原子核が崩壊したときに必要なくなったエネルギーがガンマ線でアルファ線やベータ線と異なり電荷を持たない放射線。
アルファ崩壊、ベータ崩壊の時に不要になったエネルギーの分アルファ線、ベータ線とともに放出されます。
ガンマ線は電波と同じ電磁波で物質を透過する力が大きく、被曝すると外部からでも体の奥深くまで到達する。
コンクリートの壁や鉛の板で遮断することができ、ベータ線よりも弱い電離作用を持っている。
●ev、MeV
ev(エレクトロンボルト)、MeV(メガエレクトロンボルト)と読みます。放射線のエネルギーを表す単位です。1eV=1.602×10−19J(ジュール)
●CPS、CPM
CPSとは1秒間あたりの放射線の計数率です。(計数率とは、1秒間に検出器に入射する、あるいは計数されるX線の数) 1CPMは60CPSとなります。CPS:count per minute、
CPM:count per second
●CS-137って何のこと?
セシウム137、cesium 137のことです。
●セシウムって何なの?
アルカリ金属元素の一。
単体は銀白色の軟らかい金属で、空気中ではただちに酸化され、水と激しく反応して水素を発生します。
炎色反応は青紫色、電気の良導体で、光電管に使用されます。
核分裂によって生じる人工放射性同位体のセシウム137は、半減期30年でバリウム137となってγ(ガンマ)線を出し、人体に有害です。
●ベクレルとは?
1秒間内に原子核が崩壊する数を表す単位です。1ベクレルは、1秒間に1個の原子核が壊れ、放射線を放出している放射性物質の放射能の強さ、または量を表します。
Bq (ベクレル)と読みます。ベクレル(Bq)が単独で使われることは少ないです。Bq/リットル、Bq/kgなどがよく使われます。Svは人体への影響を考えた単位であり、Bqは
放射能をどれだけ出しているか?という単位となります。